【ゲーム】TRIANGLE STRATEGYプロローグデモ版【感想】

2024/02/21

感想

t f B! P L

  綺麗な3Dグラフィックのゲームが多いなか、最近は2Dのドット絵(風)のゲームも見かけることが増えてきたように感じていて、ドット絵グラフィックが好きな私的には嬉しい流れ。

 その増えつつあるドット絵系グラフィックのゲームの中でもグラフィックの綺麗さに一目惚れしていた「OCTOPATH TRAVELER」と同じ2Dと3Dを組み合わせた「HD-2D」という技法を使ったスクエアエニックス発売の「TRIANGLE STRATEGY」のプロローグデモ版を遊んでみた。

TRIANGLE STRATEGY ってどんなゲーム?

 まずこのゲームがどんなゲームなのか?を見てみると…

ジャンル:タクティクスRPG

 タクティクス(tactics)とは「戦略・駆け引き」という意味。その意味通りに駆け引きが重要になってくるRPG。

 戦闘がクォータービューでのシュミレーション…SRPG形式になっていて、これが中々敵のAIが賢くて強い。

 私があまりSRPG系のゲームを遊ばないので慣れていないせいもあり苦戦することが多かった。さらに個人的には魔法攻撃メインの敵は中盤くらいから~ってイメージなんですが序盤からぞろぞろ出てきてボロボロにされた…一応、難易度の選択可能。

 他にも戦闘では高低差や背後からの攻撃強化(バックアタック)によって有利になったり不利になったり…戦略性が高い系。行動順は「ATバー」形式で次誰が行動するのかが確認できるのがポイント。

 攻撃行動以外にもアイテムの使用でも経験値が貰えて戦闘中にレベルアップするのがありがたい。

 そして駆け引き要素を強めるTRIANGLE STRATEGY特有のシステム「信念」システム。この信念は「Moral」「Benefit(利益)」「Freedom」の三項目に属する3つの選択肢から選ぶことで仲間になるキャラが変化したり…今後の物語に影響がでる重要なシステム。

 主人公(プレイヤー)の価値観が直に物語に影響するのが面白い。

 信念は隠しパラメータでゲーム中に確認することは出来ないので選択肢が出るたびにドキドキ。

ゲームの進行のしかた

 TRIANGLE STRATEGYはワールドマップ上に表示されるイベントアイコンを選択して進める形。イベントは「メインイベント」と「サブイベント」の2つあって、サブイベントはメインの進行によって消滅することがあるので見逃し注意。

 ゲームの進行は「ストーリーパート」「戦闘パート」「RPGパート(マップの探索)」の3部構成になっていて、基本はキャラの会話が中心のストーリーパートがメインになる。RPGパートは主人公の選択肢を増やす情報をGetしたりアイテムを買ったり出来て大切なパートではあるものの、町並みを歩き回ったり探索出来るマップの範囲が正直少ない…せっかくの綺麗なマップをもっと探索したかった。

TRIANGLE STRATEGYの「信念」システム

 ストーリーパートで要所で出てくる主人公の選択…「Moral」「Benefit(利益)」「Freedom」の三項目に属する3つの選択肢から選ぶことで仲間になるキャラが変化するなど、今後の物語に影響がでる重要なシステム。主人公(プレイヤー)の価値観が直に物語に影響する

 この選択肢はRPGパートにて情報収集をすることで得られる選択肢もあるので、情報収集も大事になってくる。

 今までにない新しいと思った「信念の天秤」というシステム!このシステムは物語の今後の展開が主要キャラ達による投票(多数決)で決まるというもの。

 投票前のフェーズで「説得」を行うことでキャラの意見を変えさせることも出来るが、変わらないこともある。投票の結果は開票まで分からず、この結果次第でストーリーの進め方が変わるのがミソ。

 自分の選択でストーリーが分岐するのではなく、登場人物の意志でストーリーが進むのが新しいなぁと思った。

TRIANGLE STRATEGYプロローグデモ版 感想

 前記した通りドット絵(2D)と3Dの画面効果を組み合わせた「HD-2D」というグラフィックになっていて、幻想的な雰囲気を感じさせる風合いで魅入ってしまうような綺麗さ。

 この画面の綺麗さに一目惚れしてやってみようと思った次第で…やっぱ惚れ惚れ…。

トライアングルストラテジーゲームプレイ画面

 キャラクターがドット絵でマップ等のオブジェクトは3Dグラフィック…な感じ。でも3Dグラフィックの中にドット絵のキャラクターがいても浮かずに違和感がなくて凄い。

 画面の綺麗さだけでなく、OPイベントからも驚きっぱなし?

 キャラクターのセリフがフルボイス。

 しかも名前のない、町人とかのいわゆるモブキャラクターまでもボイスが付いていて、本当に「完全フルボイス」のゲームでした(さすがにボイスはイベント中だけにしか付いてない)

 物語の舞台説明が冒頭で流れ、ざっくり言うと「3つの国が微妙な均衡を保ちつつその中で平和を願った3国共同事業の開業記念式典が行われる…」というところからストーリーが始まる。

 3つの国は「鉄の国 エスフロスト公国」「塩の国 聖ハイサンド教国」「貿易の国 グリンブルク王国」あって主人公セレノアは貿易の国グリンブルク王国に属するウォルフォート家の跡取り息子。

 3国全土を巻き込んだ大戦を経た~って世界観なのだが、この世界での塩の重要性がデカ過ぎておもしろってなった。重要度のウェイトとして鉄<塩の世界…ミネラルパワー…鉄も重要資源やろ。

 ちなみに、プロローグデモ版のセーブデータは製品版に引き継ぎ可能。引き継いでプレイする可能性も思い描きつつプレイするのもいいかも。

第一章「一羽の鷹のように」

 物語の始まりにセレノアは婚約者のエスフロスト公国の公女フレデリカ(ヒロイン)を迎えるために港へ向かうのだが…フレデリカは侍女のジーラと共に港へ到着した直後に盗賊に襲われる。

 そこに助太刀、さらにセレノアの知り合いらしき男が参戦し初戦のチュートリアル戦闘。

 自分はこのチュートリアル戦闘から苦戦。この先が思いやられる…ちなみに難易度はノーマル。

 戦闘でフレデリカの侍女ジーラが回復専門で助かり過ぎた~チュートリアルとは思えないほどの激闘を繰り広げ、なんとか帰宅。

 参戦してくれた男はグリンブルク王国の第二王子でセレノアの親友ロラン。ロランは第二王子としての苦悩や葛藤をサブイベントで見れるのでサブイベ必見なキャラだと思った。

 帰宅後即行、この結婚が政略結婚であると知らされそのまま当主交代、一日が怒涛過ぎるセレノア大変過ぎやろ…。その後のセレノア父の当主としての最後の仕事、各国の要人を招いた晩餐会にて今の情勢や他国の思惑・考えを見聞きしその不穏さに不安に。

 フレデリカの家族やフレデリカの一族のことも、これからの展開に関わってきそうなにおわせをして第一章終了。

 個人的に不安さの中で豪快な兵士エラドールと反対の性格のベネディクトのやり取りが癒しだった。

第二章「いざ起て戦人よ」

 第二章OPで各国の要人の紹介とロランの苦悩を見ることに…。貿易の国の次期国王の第一王子らしく利益不利益で国を見る兄と国に暮らす人間大事で人情に厚いロランが対立。第二王子であるロランは兄に思うところがありつつ…強く出ることも出来ずという。

 主人公セレノア達は平和式典後に行われる武道会に出席するため城へ出発。その大会にて大苦戦。主人公とヒロインが戦闘途中退場…不甲斐ない…。

 大会が終わりセレノア達は要人の見送りのため返礼使節を任される。そこでエスフロスト公国へ向かうか、それとも聖ハイサンド教国へ向かうかを決める初めての「信念の天秤」!主要キャラ7人が集まり多数決。

 6人は行きたいところが決まっていたようだけど、1人だけどちらでもいいという態度だったので意見交換し行き先を聖ハイサンド教国へ決定(婚約者フレデリカがエスフロスト公国の公女なのでという理由で聖ハイサンド教国に行くように選択肢をチョイス)

 出発の間際に「塩の女神」という信仰を大事にする聖ハイサンド教国の要人に、フレデリカは出身の一族「ローゼル族」が信仰する教えの中で罪人とされる一族のため自由を制限されると忠告される。それでもフレデリカの意志が固く共に聖ハイサンド教国へ向かう…ここで第二章終了。

 第二章で戦闘の難易度面で牙を剝いてきた感が…そして今後のストーリーに関係してくるだろうキーワードがちらほら、伏線を散りばめた重要な章になっているのでは。

第三章「乾いた大地に陽光は照り」

 この第三章は聖ハイサンド教国の場合はこのタイトルで、二章でエスフロスト公国に向かった場合は前編後編に分かれていて前編「立ち去る波のざわめきに」と後編「雪は踊りて」に章が進むよう。

 自分は聖ハイサンド教国ルートに入ったのでこのタイトル。

 第二章の終わりに忠告を受けた通り、ローゼル族の証であるピンク色の髪のフレデリカは人々から冷ややかな目を向けられ、教皇の前でも発言を止められ国内で腫物扱いを受ける。

 フレデリカがちょくちょく「…」となるのが人々の視線や冷遇に辛さを感じている様子が見て取れて心苦しい

 信念の選択肢は第二章から増えてきたが、第三章は初っ端から教皇への応答で選択を迫られ焦り。

 かっこよく決めたかったが、ここはお行儀よくMoral系(だろうと思う)選択肢をチョイス。聖ハイサンド教国のメンツにお利口さんの答えだと評価を受けて一安心。

 教皇謁見後には聖ハイサンド教国の大事業の魔法研究施設を兼ねた治療院という施設を見学という探索タイム。探索で町の人達から情報収集~そこでローゼル族とは?聖ハイサンド教国はどんな国なのか?を聞いて回るのだけれど、フレデリカにとって一番知りたいだろう「なぜローゼル族は罪人とされているのか?」は分からずじまい。

 唯一分かったことは罪人とされ国の心臓部である塩湖で奴隷のように強制労働を強いられていること…聖ハイサンド教国の闇を垣間見

 見学も終え退散しようか~というところで事件発生!治療院の機密を持ち出そうとした反教者が現れ戦闘へ。

 第三章で早くも魔法中心の部隊との戦闘、そして大苦戦…。

 魔法の属性によっても有利不利弱点か耐性持ちかどうかがあって、自分は何度も瀕死になるものの回復魔法(ジーラさん本当に感謝)とアイテムを駆使してなんとか全員生き残って勝利。アイテム使用でも経験値貰えるありがたみを噛みしめる一戦でした

 戦闘後、事件を起こした首謀者の「治療院の過度な秘密主義と研究の縛り付けに対する反発感」そして国内にも「塩の女神信仰に対してよく思っていない人間」もいるということが浮き彫りに

 後ろ暗い別れもありつつ新しい出会いもあり、事件を収めるときに一緒に戦った治療院の研究者コーレンティンが仲間に!このコーレンティンさんは事件首謀者と同じ考えを持っていたらしく、セレノア達について国を出ることが決まると「治療院を脱出し、ついでに塩の女神教を抜ける!うれし~~~‼」と喜びを爆発させていた。よかったね。

 ここで第三章が終了。

 プロローグデモ版もここでデモ終了。

第一章から第三章を通して…

 やっぱりグラフィックの綺麗さが素敵。でストーリーも色んな人物の思いや国の思惑が織り交ざる重厚なものでキャラクター達もみんな魅力的!戦闘は戦略性が高く敵が賢めのSRPGで難易度高い方だと思う…SRPGのゲームに慣れていないと難しいと感じるかも。

 信念システムもプレイヤーの価値観が直にゲーム進行に関わってくるのが面白いと思った。

 しかしながら、私は冒険大好きなのでキャラを操作する実際のプレイ時間が短く、ただ眺めているだけの時間が長いストーリー部分が重視のゲームは合わなかった。映画を見ているようだ~とか物語重視でゲームをする人は好きだろうなという印象でした。

 冒険大好きといっても物語や雰囲気も大切にしたい派ではあるので、そのバランス⚖が物語を見せるに寄せ過ぎていたのが合わなかったと感じたのかも。

 第三章でエスフロスト公国を選択したとき最後仲間になるのは狩人のルドルフという人物で選択によって仲間になるキャラが序盤から変わってくるのも周回プレイしたくなる要素なのかなと感じたし、調べてみるとエンディングも通常エンディングの他に「真エンディング」なるものがあるらしい…。

 製品版にデータを引き継げるからと言ってレベル上げしとこ~♪とは出来ないようで、上限は5レベルまでらしいです。

 このTRIANGLE STRATEGY、久しぶりに遊んだ~!となったゲームでした。

最後まで読んでいただきありがとうございます

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