「ごはん茶碗の置き場所で右か左かで物議」というものを見た。
個人的にはマナーは大切だということを前提として「身内で食卓囲むときは気にしなくてもいいっしょ、自由に食え」と思うのだけど、こういうのは文化の違いっていうこともあるのでネット検索。
なぜ文化の違いかもと思ったのに関しては、前にテレビでおかずの置き場所は東西で異なるというものを見たから。
まず、結論として…ごはん茶碗の置き場所は「東西変わりなく左側」そして手前に置くらしい。
左手前に置く理由としては「右利き文化の中で頻繁に手に取り、持っている時間が長いから」…参考はこれ↓
【https://www.maff.go.jp/chushi/syokuiku/katudou/attach/pdf/26_jireishuu-23.pdf】
こめペディア
また、左側に重要なものを配置する「左上位」という伝統がある…らしく、米が一番お膳の中で偉いので左側に置くよう。
そういうこともあってか、全国チェーン店で提供される和食御膳系の定食メニューのお膳はこの農林水産省がマナー・常識として発信している形で統一されているみたい。
東西で違うのは味噌汁とかの汁物の置き場所、それに伴っておかず(主菜)の置き場所が違うってことっぽい。東は汁は右手前でおかずは右奥、西は汁が左奥でおかずが右手前。
私は西住みでなじみのある形はおかずが手前なので、かならず出されたお膳をひっくり返して手前おかず奥に汁とご飯の形に整えます。
そしてごはんの置く位置で他によく見かけた意見では「左利きだから逆が食事をしやすい」というもの。これは左で箸を持って食べるから当然そうなんだよなぁ。
更には「『右利き文化の中で』頻繁に手に取り、持っている時間が長いから」なので左利きはその逆で当たり前。利き手を右利きに矯正していた時代と違ってごまんと左利き手の人がいるからねというところ。
多様性を大声で謳っている時代なんだから、配膳の位置関係、これも多様性の一部として受け入れて作法を見直す必要があるのでは…決まった型があるのが一番手っ取り早くて何も考えなくていいから楽なんですけど。
…以上、べらべら長ったらしく書いてきたけど「米は左で汁は右」とか和食の膳の配置等々、マナーや常識は基本的に東の文化圏に合わせられてると思うし(偏見)知っていて損はなく、なんなら使えるシーンもあるだろうから知識としてどんどん取り入れていって良いものだと思う。
でもそこで対立・衝突するのは謎。特に家庭内とか身内の中の食事シーンでそんなに畏まって粛々とごはん食べなくてええやんと感じた。家での飯くらい好きなように好きなだけ自由に食え。
礼儀作法の重要性を軽視しているわけでなく、公的に自分を良く見せないといけない場所や見栄を張りたいとき、重要な場面でバシッと決めれるナリを正せるようにしとけば他はちゃんとしてなくてもいいっしょってとこ。
普段から練習して整えておかないと本番でヘマをするから、日常生活の中でも緊張感をもって礼儀作法のマナー訓練をする…っていうのもアリではあるけども。その考えを周りに強要するような押しつけがましい指摘や指導は意見が分かれるところ。
自分的には「いざ、仕事での食事会におして参る!」って時に練習してみたりお勉強してみたりするが丁度よさげに思ってる。
まぁ、マナー訓練で普段から~云々でいうと、学生時代のテスト勉強で普段から毎日コツコツ勉強する派かテスト前にガッツリ机に嚙みついてまとめて勉強する派かで分かれるみたいな感じのイメージ。
最後は「ごはん茶碗が左側か右側かで物議」ってところから脱線したけれど、この話題について私の思ったことでした。
最後まで読んでいただきありがとうございます